ペンタブを買うと言ったらwacomという風潮は多少残っていますが、中華ペンタブという選択肢も出てきており、6000円台のものも多くなってきました。
液晶タブレットも中華液タブが出てきてスマホが普及し始めた時代まではありえない額のものまで出てきました。
今回はXP-Penから販売されている液タブ『Artist15.6』をレビューします。
この記事を書いている私ですが、実のところ他の液タブを持っていないため比較レビューができないので、前に使っていたHuionのペンタブレットを参考にしつつレビューしていく感じになってると思います。
XP-Pen液晶ペンタブレット Artist15.6
付属品とスペック
付属品一覧
- 本体
- ペン
- 替え芯とペン立て
- ケーブル類
- 手袋
- openCanvas
最低限わかればいいかなと思うスペック
- 筆圧感度:8192レベル
- 解像度:1920×1080
- ペンの読み取り範囲:344.16×193.59 mm
- ノングレア
- IPSディスプレイ
- Windows10/8/7/Mac OS 10.8.以降のOSに対応
- Photoshop/SAI/Painter/Illustrator/Clip Studio/openCanvas対応
使用感
ハードウェア
使っていて悪いと思うところはぱっとは出てこない製品です。リストレストにタブレットを乗せていつもイラストを描いていますが、特に思うことはないです(最近台を買いました)。
一つ思うところはペン関連。
ペン立てに立てることは出来ますが、軽くぶつかっただけで倒れるのと、握り方が悪いのか形が悪いのかちょっとボタンが押しにくいです。スポイトをボタンに設定しているのですが、親指に近い方しか使っていないです。
悪いところを上げましたが、良いところももちろんあり、ペン先が沈むのがあまり気にならなく、充電が必要のないペンなのでむしろ良いペンだとは思います。
ソフトウェア
付属品のところに本当はドライバCDもあるのですが、最新版を入れるため、公式サイトから今回はダウンロードしました。
ここで細かい設定が出来ます。日本語で設定できるのが良いところですね。
画像では既にペン先の感触とペンのボタンの設定、マッピング設定をいじってあります。
初期設定ではメインモニターを映す設定になっているはずなのでマッピング設定を変えましょう。
キャリブレーションの設定は不可欠です。やりましょう。
この設定でポインタがずれてしまう可能性があるのでできるだけ正確なところににペンを押しましょう。
また私だけなのかもしれませんが解像度がHD設定になっているかもしれませんので、それぞれのOSの設定から画面の大きさを設定してください。
描き心地
表面にペーパーライクフィルムを付けてのレビューです。
表面はサラサラと描きやすいです。ポインタのズレも少なく、ラグも絵を描くだけなら大して気にならないと思います。
ですが、液タブの角度によっては画面の厚みのせいで、ずれたように感じる場合があります。キャリブレーションでどうにかできるかと言われると難しいと思われます。
また残念なことにペン先が削れていくと滑りが悪くなり、ペン先からカスみたいなのが出やすくなります(一つのペン先を酷使したせいかもしれませんが)。
まとめ
約38000円で買うことができ、まともに使うことが出来る15.6インチと大きさも魅力的なこの液晶タブレットですが、入門用にはいいかなと思います。サポートに連絡を入れるとopenCanvas6が無料で手に入るのでこれ一つ買ってPC揃えれば環境は全て整ってしまいます。
また今(2020年)はArtist 15.6 Proというものも出ており、そちらを検討するのもありです。
自分なりの感想ですが、液タブに変えてから線画スピードが上がった気がします。
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